2019年9月8日日曜日

一閑張り 世界で一つの手作り作品

一閑張り(いっかんばり)とは飛来一閑(ひらいいっかん)が創製したから、又農閑期に作られることが多かったから、その他一貫の重さにも耐えられる強度をもつことから「一貫張り」とも言われるそうです。

つくり方はカゴやざるなどの竹製品(今回プラスチックの団扇も)に、小さく切った和紙を重なるようにして隙間なく糊で貼ります。内側からはり、外側も同じように貼ります。

下貼り ⇒ 乾燥させる ⇒ 上貼り ⇒ 乾燥させる ⇒ 柿渋を塗る ⇒ 乾燥させる。柿渋を重ね塗りすると色が濃くなりますし、太陽光線にあてると色が濃くなります。

傷みかけた竹カゴやメザシなどが入っていた目の粗い竹カゴも強度が増し、世界で一つしかない作品ができました。

下貼り 子どもも大人もできます

少し重なるように小さく切った和紙を隙間なく貼っていきます。


上貼りにお習字の紙などをはると模様のようになります

下貼りも上貼りも白い和紙を貼って、墨汁などで絵や字をかくと

世界で一つの作品ができます

薄い布地をはってもいいですね。


柿渋を塗っています。薄い柿渋と濃い柿渋を売っています

塗っては乾燥させを繰り返すとだんだん色が濃くなります

太陽光線に当てるたびに色が濃くなります


柿渋を塗った後、日陰で乾かしています


形も色もデザインも様々な一閑張りができました


今年はプラスチックの団扇に和紙を貼り

間に押し葉を入れてつくりました。


提灯に貼り、中に電球を入れてスタンドに

子どもも大人も比較的簡単にできました