2016年9月18日日曜日

キノコ観察会 いろんなキノコを見つけたよ! 

2016年9月11日(日)                


今日のキノコ観察会の講師は川西自然教室の井上先生です。
先ず今日の予定を説明。
①公園内を歩いてキノコをみつけ
②採取したキノコの説明と同定
③昼食
④ノコギリやハサミを使って山の整備。









最初に先生からキノコの説明を聞きました。
キノコには、傘の裏にひだがあるキノコ、ひだのないキノコ、ゼリー状のキノコ、中に胞子が詰まっているキノコ、子嚢の中で胞子をつくるキノコと5つのタイプがあることを知りました。


キノコは倒木や落ち葉の中に多いかと思っていましたが、公園の芝生の中にもいろいろなキノコが生えていました。




いろんなキノコを見つけました。アワタケ、ウズラタケ、カイガラタケ、カワラタケ、テングタケ、ドウシンタケ、ニオイコベニタケ、ヒイロタケ、ベニタケ、ベニタケSP、へビキノコモドキ、ホコリタケ、ムジナタケなどを見つけました。
今年は少しキノコが少なかったようです。今年は例年より遅く実施したせいでしょうか。季節によってでてくるキノコも違うようです。








キノコの柄の下、土に埋まっているツボはどうなっているのかスコップで掘ってキノコを採りました。
一人ひとり順番にとりました。ヌルヌルしているキノコ、カサカサのキノコと触った感じが違いました。毒キノコがあるので気を付けましょう。









キノコもたくさんありましたが、キノコのほかにもいろいろな生き物や木の実を見つけました。


タマムシ、バッタ、コオロギ、シャクトリムシ、八チ、トンボ、カラスの羽根、大きな葉っぱ(ホウノキの葉)、コブシの実、コナラの実(どんぐり)などいろいろな生き物や木の実を見つけました。赤く熟れたヤマボウシ実を食べたら甘かったです。





見つけたキノコを机の上に並べて名前をつけてそれぞれのキノコの特徴などの説明を聞きました。













食べられるキノコ、毒のあるキノコと見分けが難しいので気をつけましょう。














時間があったので木の枝と草の葉で笛をつくりました。













今日の昼食は豚汁と春雨サラダとナツメの実を煮た物、デザートはコーヒーとキノコの形をしたチョコレートでした。

 午後からは山の整備。
活動地まで樹木の説明を聞きながら歩いていきました。クマノミズキの実が色づき始めていました。鳥たちの目には赤や濃い紫色が遠くからでもよく見えるようです。
エノキの葉はオオムラサキやテングチョウの食草で、きれいなオオムラサキの羽が落ちていました。
自然観察路沿いのコナラにカシノナガキクイムシという虫が入り何本も枯れていました。
ナラ枯れの木の傍にはカエンダケというキノコがよく生えるようです。
毒性が強く、手で触るだけでも炎症をおこすので触ってもダメ。絶対に食べてはダメです。
活動地で周囲をシカに食べられたソヨゴを切りました。道路におろして、枝を落とし、短くノコギリで切りました。
初めての体験の子どももいましたが、上手にノコギリを使っていました。木を切るのは楽しかったようです。
今日はたくさんのキノコやいろんな里山の生き物や木の実の発見・ノコギリ体験等「楽しかった」の感想を子ども達からもらい、充実した一日になりました。