2017年3月18日土曜日

2017年3月12日 春はもうすぐ!子どもたちと里山活動     午前:希少種保護地区の調査・整備・堆肥場づくり          午後:里山観察会とエドヒガン保全活動

2017年3月12日(日)晴れ

開会の挨拶の後、今日の活動予定の確認をしました。
午前中は希少種保護区に発芽した植物調査と整備。
伐採草木を置く堆肥場づくり。
午後は子どもたちは里山の自然観察会。エドヒガンの保全活動。
前回の活動が楽しかったからとリピーターの親子連れ。
子どもさんたちの笑顔がうれしい。

希少種保護区に芽生えた植物の名前を調べました。



ヒイラギが芽を出していました。名札をつけました。

タラノキ。あちこちに芽を出していました。
5月の野草教室で利用した後は何本かを残し
継続して利用できるようにしたいですね。

クサイチゴもたくさん生えていました。
カラスサンショウ・タラノキ・アカメガシワ・クサイチゴなど
伐採地や裸地にはえる
パイロットプラントが教科書どおりに芽生えています。


真っ赤な樹肌のネジキの新芽。初めて見ました。
三大美芽の一つとされていて
他にザイフリボクとコクサギ。
何れも冬芽の状態がきれいだそうです。
自然の色ってきれいですね。
伐採した樹木を積んでおく堆肥場づくり。
当初は柵の外側に作る予定でしたが、イノシシが掘り返えす
可能性があるので、保護地の真ん中につくることにしました。

 廃材をつかって立派な堆肥場ができました。
カブトムシのすみかにになるといいね。
伐採したソヨゴの葉を細かく切っていれました。
子ども達は萌芽したソヨゴを切りました。

はじめてのノコギリ体験でしたが、すぐに上手に使っていました。
あきることなく、たくさんのソヨゴやヒサカキをきりました。

子ども達がたくさんのソヨゴを切りました。
ハサミを使って細かく葉っぱを切り堆肥場に入れました。

コナラの木に黒い卵のようなものがびっしりついていました。
早速スマホで調べたところクリオオアブラムシでした。
殺した方がよかったのでしょうか。

ソヨゴの木にはカマキリの卵がありました。
ぞろぞろとカマキリの赤ちゃんが出てくる
のを見られるのを期待しておいておきました。

午後からはエドヒガン保全活動をしました。
サブリガード・杭の撤去、葉っぱ・腐葉土のマルチング等を実施。
花芽がすでにでていました。

子ども達は林の中を歩いて樹木の説明を聞きました。
シカが嫌いな馬酔木(アセビ)、お正月に使うユズリハなど
木を見ながら、葉っぱをちぎってさわってみました。

アセビの花が咲いていました。


ヤマコウバシ。
新しい芽が出るまで古い葉っぱが落ちないので
受験生のお守りになっているなど楽しいエピソードを
たくさん聞きました。

いつもおいしい豚汁とめずらしいアケビの皮の酢漬け、
ナツメの実の甘露煮、乾燥した食用ホウズキなど
初めて食べました。先月はアケビの種から作った
油やお酢の作り方を教えてもらいました。
今月は肉厚のアケビの果皮の酢づけの作り方を伝授します。
果皮を重曹水で炊き込み灰汁を取り除き
二杯酢に漬け込むと2ヶ月ほどでおいしく食べられます。
皮から種まですべて食べられとは思ってもいませんでした。

昼食風景